韓国ドラマ「シスターズ」の原作『若草物語』では４姉妹ですが、今のところ三女のベスに当たる人物は韓国版『작은 아씨들』には登場していません。もしかしたらベスに当たるキャラクターがどこかに隠れていて、今後重要な役割を果たしてくるのではないでしょうか。
今回は韓国ドラマ『シスターズ』の中でベスに当たるもう1人の姉妹はいるのか、それは誰なのかを考察してみます。
韓国ドラマ「シスターズ」原作『若草物語』は「4人姉妹」
韓国ドラマ「シスターズ」は、貧しいけれど豊かに育った仲良し３姉妹が主人公の物語です。原作は『若草物語』で現代の韓国版「新・若草物語」を描いています。しかし原作『若草物語』の主人公は3姉妹ではなく4姉妹でした。メグ、ジョー、ベス、エイミーの4姉妹ですが、そのうちメグ、ジョー、エイミーは「シスターズ」の主人公インジュ、インギョン、イネにキャラクターを落とし込んでいます。
メグの現実感と虚栄心→ 金で家族を救いたい長女オ・インジュ
ジョーの正義感と共鳴心→ 金に魂を売らずに家族を守りたい次女オ・インギョン
エイミーの現実感覚と野心→ 姉の愛情に苦しみ家族から逃れたい三女オ・イネ
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そこで気になるのが残りの姉妹ベスです。韓国ドラマ「シスターズ」の中でベスに当たるもう1人の姉妹はいるのか、それは誰なのかを考察してみます。
「シスターズ」原作『若草物語』ベスに当たる人物
パク・ヒョリン
パク・ヒョリンは、弁護士パク・ジェサンとその妻ウォン・サンアの一人娘。『悪魔判事』で主人公ヨハンの姪であるエリア役だったチョン・チェウンが演じています。三女・イネの同級生で、セラン芸術高校の2年生です。とても優しい性格なのにもかかわらず、どういうわけか学校には友達がいないため、イネが唯一の友達という孤独な少女です。
『シスターズ』に出てくる登場人物の中では、心優しい性格で引っ込み思案なベスとヒョリンが、今のことろ似ているような気がします。ベスが音楽好きなところも、絵を描いているヒョリンとの共通点が感じられます。イネに興味を持ち、母・サンアが３姉妹に関わることになるきっかけを作った人物なので、今後も姉妹が巻き込まれる事件に関わってくるのでしょう。
クリップ映像では、イネがヒョリン一家とお屋敷で食事をとる場面が出てくるので、これからのウォリョン一家と３姉妹の関係にヒョリンがどのような役割を果たすのか。最後の姉妹ベスがヒョリンなら、ヒョリンと３姉妹の関係性が今後どうなっていくのかにも注目です。
三女オ・イネ
三女イネを演じるのは、『今、私たちの学校は…』で明るくて人気者のオンジョ役だったパク・ジフです。このドラマでも10代の少女の心情をリアルに演じているとても存在感がある女優さんです。
オフィシャルクリップ映像では、裕福な一家に自分から近づき積極的に関わりを持とうとしたことで、３姉妹がウォリョン一家の闇に巻き込まれていくのでは…という場面も見られます。これからの展開に重要な役割を果たすキャラクターであるのは間違いなさそうです。
『若草物語』では、外出しないで家で過ごすことが多いベスが、ローリーの祖父からピアノを弾きにきて欲しいと頼まれ、それを快く受け入れて家族を驚かせます。これは、イネがサンアに頼まれて屋敷を訪れるようになったこととなぞらえているのかもしれません。
ベスはほかの姉妹が止めてしまったことを、1人でコツコツ続けたという芯の強さもある女性でした。普段はシャイだけれど自分の好きなことに対しては欲があるところや、内に秘めた芯の強さがあるところはイネと似ています。
また『若草物語』では、ベスがフンメル一家の世話を続けたことで亡くなった赤ちゃんの猩紅熱がうつってしまうということがありました。後にイネが病気になる映像が予告にあることからしても、イネが２人分のキャラクターを受け持っている可能性があるのではと思います。
チン・ファヨン先輩
『シスターズ』は３姉妹が「一番低くて暗いところから一番高くて明るいところ」に行けるのかという設定なので、同じように上を目指したファヨン先輩がもう1人の姉妹という事も考えられます。クローゼットから見えたのは青い蘭のタトゥーが入った足だけ。また亡くなる直前に顔を整形しているということからも「もしかしたら死んでいないのでは？」ということも想像できます。実は生きていたということなら「お金が手に入ったのにどうして自殺する必要があったのか？」という謎も解けます。
車で事故を起こす直前に、シン取締役が「おれは利用された。」「彼女は上手くやった。」「俺も自殺だと思った。」と言っていたのは「自殺ではなく殺害された」ということではなく、実は生きているということを暗示している可能性もあります。生きていれば３姉妹とファヨン先輩の4人で、まだ姿を現していない上の人やウォリョン一家と闘っていくという展開も考えられるでしょう。
ファヨン先輩役のチュ・ジャヒョンは、『グリーン・マザーズ・クラブ』『私たち、家族です』『凍てついた愛』などでメインキャストを演じている俳優さんです。インジュがレストランで何もわからないまま署名してしまった書類の謎もありますし、カメオ出演というには重要な役柄なので回想シーンだけでなく後々復活してくると面白いなと思います。
韓国ドラマなのでミステリー要素だけでなく、チェ・ドイルやハ・ジョンホとのラブラインがどうなるのかにも気になります。３姉妹を演じる女優陣のリアルな演技が素晴らしくてストーリーに引き込まれますし、今後出番が増えてくるオム・ギジュンやオム・ジウォン、キム・ミスクの演技にも期待です。
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