韓国ドラマ「還魂」で中立の立場を取っているように見えた世子は、最終回でチンムになにやら吹き込まれ、チャンウクに敵対心を持ちました。
還魂シーズン2で敵か味方か考察した結果、運命に翻弄されながら世子は敵から味方へと態度を変化していき次期王となると考察しました。
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※以下一部のネタバレにご注意ください。
「還魂」世子は敵か味方か
韓国ドラマ「還魂」が2022年8月28日20話終了しました。12月に予定されている「還魂」シーズン2を前に、世子はチャンウクの敵か味方か考察してみました。
まずは「還魂」シーズン1で世子の気になる言葉や行動を箇条書きであげてみます。
世子の気になるポイント
- 世子は元来暴れん坊でわがまま放題の王子
- なぜかムドクの言葉は素直に聞き入れる
- ムドクに心を寄せているのでチャン・ウクに嫉妬
- 王室や民が懇願している星の存在に恐れを抱いている
- 世子の法術の師匠はチン・ム
- 世子は逃亡しているチン・ムを見逃していた
- 世子の親は頼りないのでアドバイザーにはならない
これらのことをまとめると、世子はムドク、チャンウク、チンムとの関係が大きな関係図として現れてきます。それぞれの関係性を考えていきながら、還魂シーズン2での世子は敵か味方か考察していきます。
「還魂」世子とムドクの関係「片思いで絶対的味方」
「還魂」で世子とムドクの出会いは、世子がチャン・ウクの家にナクスの刀を引き取りに行ったところ、天附官主官チャン・ガンの刀まで奪おうとした時でした。父の刀を引き渡すのを拒んだチャン・ウクと戦いになるところです。
良家の子息たち始め誰の話も聞かない世子は、ムドクの変にへりくだってはいるけど世子に糞尿を跳ねさせるなどして打首にしようとしたところから戦いに発展しますが、ユルが間に入ってことなきを得ました。
帰り際、先ほどまで打首にしようとしていたムドクの世子持ち上げ話に気を良くして話に頷いて従ってしまうのです。その後も度々ムドクを気にして、ソンリムの下人試験のときも手助けしたりととにかくムドクを気にかけます。
自分の香袋をあげたり、もう世子はムドクに恋をしているといって間違いありません。ただ、世子と下人では結ばれることは全くと言っていいほどありえないシチュエーションです。遠くから見る健気な片思いをしています。
よって、ムドクを敵に回すことはしないと考えました。ただ、「環魂」最終回でムドクの命が危ぶまれたのでもし命を落とした場合は無効になると考えます。
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「還魂」世子とチャン・ウク「帝王星で脅かされる複雑な関係」
世子とチャン・ウクとの関係は帝王星にあります。先王の時代に次の王は帝王星を持つとの神占がありました。世子は自分の出生時帝王星は光らなかったことを知っているので、次期王であるべき世子は、自分の先行きのことを常に疑心と不安に苛まれていると考えます。
そのため、帝王星を持ったものが他にいて、結界を破ったのはチャン・ウクでその際に帝王星が光り輝いたのを目前で見ていた世子は、疑心でもなく自分の時期王としての立場がぐらつき始めたことを悟ったのです。
世子が自分の代わりに王座につく可能性があるチャンウクを敵とみなして当然の状況となります。
ただ、世子とチャン・ウクは問題解決のため、もう一つはムドクを守るためには一致団結して味方の様相をとっていたことも考慮する必要があります。
もう一つ大事なことは、チャン・ウクはまだ自分の出生の秘密を知りません。「還魂シーズン2」で明らかになった時どうなるかが疑問ですが、チャンウクはソ先生と同じ道をたどり、人々のために生きることは突き通すのではないかと思います。
世子が闇に落ちない限りは世子の立場を揺るがすことはないと思います。
「還魂」世子とチン・ムの関係「安定した師弟関係」
チン・ムと世子は法術の師弟関係にあります。チン・ムは元はと言えば、チン一家の血を引くものですが、チン家で不貞からできた子として追い出された過去があります。その後、チャン・ガンが引き取り下男のように住まわせていたことから、血筋はあっても卑しい者という世間の目があります。
チンムの背景をもっても世子の師匠になれたのは、やはりチンムが王妃を使って上手く言いくるめたと考えられます。そのため、世子はチンムを師匠として尊敬し、慕っているのです。チンムを味方だと捉えていると言えるでしょう。
世子がチャン家に乗り込んで行ったことのきっかけは、チンムが色をつけてチャンウクが師匠であるチンムを見下しているといい、世子の自尊心を傷つけたことでした。
実際に様々なことで世子はチンムにいいように操られてしまっています。
世子は言われたことを信じてしまう素直な面もあり、師匠にするからには尊敬の念をもって信頼しているはずです。そのチンムから聞いた話は全て鵜呑みにしてしまう傾向があるのです。
「環魂」世子とユルの関係「信頼できる友達で味方」
世子はユルとは従兄弟でユルがソンリムに入る前までは親しかったと言っています。チャン・ウク家で対決した時も怒りに任せてチャンウクにとどめを刺しそうになりました。
その後もまた糞水をムドクたちが飲むと騒ぎ出した時も最後にユルが間に入って、止まるように言われたことを世子は文句も言わずに素直に受け入れています。
血縁と幼少時の仲もあり世子はユルの味方と思っています。世子とユルの年齢は明らかにされていませんが、年功序列を重んじる韓国でユルの父の妹が世子の母なのでもしかするとユルが少しお兄さんという設定も考えられます。王族の血族を大事にするという点でもユルを敵にすることは頭になさそうです。
「還魂」最終回で、ひとつ気掛かりな点があります。ユルが大怪我をした時、ソイは自分の血を患部に流し入れ、その時に血虫も一緒にユルの体内に移動しました。血虫を操っているのは、チンムです。「還魂シーズン2」では、ユルが敵のチンムに操られてしまう可能性が否定できないところです。
ユルに信頼を寄せている世子が、チンム側についていながら不安を感じた時ユルも同じ側に着いてしまうならば、世子はチンム側から離れられなってしまう可能性が高くなります。
「還魂」世子考察「敵から味方へと立場を変えていく」
最後に世子の性格や、「環魂」シーズン1であった行動や発言から見て、世子も最初のわがまま王子からいろんなことを経験し成長している様子がわかります。
傍若無人の振る舞いが、ムドクやチャンウクたちと関わることで思慮のある行動が見えてきました。それが一番反映されているのは、母である王妃が怪しいと感じると単独行動してまでも疑心が真実かどうか突き止めようとする場面です。
世子はただの暴れん坊王子ではなく、世子にふさわしい行動力と正義感を持っていることがわかります。そして、法術も鍛錬することを怠らず続けていることからも本来のまじめな性格が伺えます。ただ、威厳のない父王には大きく反抗できないので、父王に従順な面も見受けられました。
また、世子は帝王星に関しては特に畏怖の念を持っており、実は心の中にはガラスのように繊細で脆い面も持ち合わせているので不安な面を刺激されると正しい判断ができなくなる傾向にあると考えました。
これまでの主要人物との関係を踏まえて、チャンウクを敵視していた世子がムドクの采配や存在により味方になってきていたところを見ると、ムドクが生きている限りは完全に敵に回すことはないでしょう。「還魂シーズン2」ではムドクの生存も危ぶまれるのでチャンウクを敵、チンム、ユル、ムドクは見方と捉えていると考えます。
「還魂シーズン1」の最終回では、世子にチンムが悪巧みを刷り込んで自分の味方にしようと画策します。その罠に世子がハマりかけているところまででしたので、チャンウク家に対決に行った時と同じように瞬時に行動をとってしまう可能性が高いです。
しかし、時間をかけて怪しいと思ったことには自分の足で納得いくまで調べるので、チンムがどこかで綻びを見せたとき、世子は事実を知りチャン・ウクたちの味方になるというように考察しました。
全てをまとめると、「還魂シーズン2」序盤は世子は敵になるが、ある点から味方になりテホ国の時期王に昇格するという世子の成長物語になると考察しました。
引用画像:tving
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