ディズニープラスで配信中の韓国ドラマ「ビッグマウス」でサイコパスな会長息子の存在が明らかになりました。
会長息子の正体を考察した結果、連続殺人犯で死刑囚となった囚人1503が白血病の母親の命と引き換えに息子の罪を被ったと考えました。
※これ以降ネタバレが含まれます。ご注意ください。
「ビッグマウス」会長息子の正体「死刑囚1503は身代わりか」
韓国ドラマ「ビッグマウス」14話で、名前が明らかになっていない新たな人物が登場しました。それは長老の息子です。会長がその存在を「悪魔」と表現した会長息子は始末されるべき存在だが息子だから命だけは助けてアメリカに追いやったということのようです。
会長の息子がサイコパスの殺人鬼で危険人物なので韓国から追放する意味でアメリカに移住させたということ、回想場面から女性の遺体とともに気味の悪い数多くの亡くなった人々が描かれている絵の数々の存在を会長が直接見たことが明らかになりました。
その会長の息子の存在と忌まわしい事件の事実が「ビッグマウス」終盤になって初めて明かされたことは何か理由があると考えて、「ビッグマウス」を最初から振り返ってみました。
その会長息子の罪を誰かが身代わりになったと考えると、「連続殺人」「サイコパス」この2つのキーワードから、「ビッグマウス」で死刑囚1503となったタク・グァンヨンが起こしたと見られた連続殺人事件が一致し、死刑囚1503タク・グァンヨンが手を下したとされる事件は会長息子が犯人だとする可能性が出てきたと考えました。
1503タク・グァンヨンは本当に犯人でサイコパスなのか検証した結果、一個人の考えですがただ演技をして装っていただけだという結論に至りました。
「ビッグマウス」死刑囚1503「温かい心を持った人物」
韓国ドラマ「ビッグマウス」で、パク・チャンホがクチョン刑務所で出会ったサイコパスで人の耳をも噛みちぎると他の囚人に恐れられていた囚人1503は、物語の序盤で連続殺人の罪で死刑囚になったと言われていました。
しかし、狂気を見せたのはほんの少しで、チャンホに「母が白血病再発で骨髄移植を再び受けなければ死ぬから助けて欲しい。」と望みを告げたのです。サイコパスとは違う生身の温かい人間の心を持った言葉や行動で、違和感を覚えました。人間的な”感情”を見せていたのです。他にも違和感があるところを振り返って考えてみます。
2つ目は、その後チャンホを刺そうとしてノバク室長が身代わりになって刺されるという事件がありました。所長も知っていることで、何よりシナリオを書いたのは収容されているNRフォーラム4人集の1人、イ・ドゥクン弁護士だったことが会話の中から判明しました。サイコパスというよりは指示されて仕方なく犯行に及んだという印象を受けました。
3つ目は、ミホがチャンホのためにクチョン刑務所の医務室で看護師として働き始めた時、死刑囚1503は麻薬中毒で他の囚人を殺しかけ刑務官さえ負傷させたと、電気銃で身体中打たれ救急搬送されました。その後、医務室に戻ってきてからミホが処置をしているときに「ありがとう。俺、死にますか?」と言いミホに見えないように顔を反らしながら涙を流しました。
4つ目、新所長のカン・スチョルが所長の指示でチャンホとミホを抹殺しようと刑務所で暴動を起こしたときの行動です。チャンホたちの救助が間に合わなくミホが危うく刺されそうになったとき、ベッド柵に手錠でつながれていたのに血だらけになり駆けつけてミホを助け大怪我を負いました。
5つ目、ミホが追っていた模範囚たちの作業場で事故が起きたとき、ミホが死刑囚1503を救助に駆けつけた後に面会したときもミホが模範囚たちの作業や場所について聞くと、「何もしないでください。あいつら本当に怖い奴らです。コ先生が危険です。」と、ミホの安否を考えて何も言わなかったのです。1つだけ頼みごとがと言ったのも母の容態が心配で探って欲しいということだったのです。
この5つのことから死刑囚1503番タク・グァンヨンはサイコパスでもなければ連続殺人を犯すような人物ではないと考えました。
「ビッグマウス」死刑囚1503が濡れ衣を被った理由
「ビッグマウス」で死刑囚1503が連続殺人の犯人ではないとすると一体誰の罪を被ったのか、どのような経緯だったのか疑問が残ります。
「ビッグマウス」で死刑囚1503がこれだけクチョン刑務所の中で命を奪われそうになっても生かされている意味は何か考えると、「ビッグマウス」の何かしらの重要な事実を握っているか生き証人としての価値があると考えました。
「ビッグマウス」の中で生き証人としての価値があるかは、白血病になったこと、おそらくNF9の秘密工場が関係していると考えます。そして重要な事実を握っているかは、死刑囚1503の情報としては白血病再発の母に関連することが第一に考えられます。
あくまでも仮定ですが、おそらく白血病の母親はNF9に関わっており、再発した母が助かるためには骨髄移植を受けなければならいという状況があるとします。クチョン病院の地下室に関わっている人たちと取引をして、誰かの罪を被る代わりに母親の命を助けてもらうという交渉をしたのではないかという一つの考察に辿り着きました。
死刑囚1503は、「ビッグマウス」序盤では、自分の命はどうでもいいと話しています。自暴自棄なのか生きる気力がないか不明でした。ストーリーが進むうちに死刑囚1503がミホに投げかけた言葉「俺、死にますか」と涙を流したことから心の中では「生きる」ことを切望していると捉えました。
そんな1503が命を投げ打ってでも果たしたいことはといえば、愛する母親のためと考えれば納得がいきます。さらにタク・グァンヨンが無実となれば「ビッグマウス」で今後無罪となり、クチョン病院で行われている悪事を立証する重要な証人となるでしょう。
引用画像:MBC DRAMA Twitter
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